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新たな3Dプリンタをポチる

5年ぐらい前にGEEETECHの3Dプリンタをポチってしまったのだが、最初は楽しんで使っていたものの、色々不満があってここ数年全く使っていなかった。

この3Dプリンタ(GEEETECH E180)の不満な点を挙げるとキリが無いが、(1)ベッドの水平レベルを毎回手動で較正する必要(2)フィラメントの温度、抽出スピードなどの印刷パラメーターの条件出し&最適値を見つけるまでの試行錯誤がめんどくさい(3)加熱式ベッドでは無く、粘着シートタイプのベッドでシートが数回でダメになる(4)そもそも安物なので加工精度が低いし、印刷時間が長い(5)ソフトウェアがお粗末、などが挙げられる。特に(1)と(2)がめんどくさくて、較正とパラメーターの条件出しがちゃんと出来ていないと、雑なプリント or スパゲッティ状態になる事が多々あったので、段々使わなくなっていった。で、使わないうちに、フィラメントが湿気を吸ってしまい、さらに印刷品質がダメになる負のスパイラルに陥っていったのだ。
(久々に旧ブログの投稿を見返すと、色々苦労してたのを思い出す。3Dbenchy汚いな…)

で、最近、とある場所でPRUSA miniという3Dプリンタを見かけ、そいつが素晴らしい精度の3Dプリントを吐き出しているところを見てしまった。ワシの安物3Dプリンターと同じぐらいコンパクトなのに、その歴然な印刷精度の差にびっくらこいたのだ。もう少しまともな3Dプリンタが欲しいかも。。。

そこからYouTubeを見まくって、辿りついたのがBambu LabのX1Cというフラッグシップ的3Dプリンタ。
こいつはベッドのレベリングの較正や振動補正やフィラメントの抽出補正を自動で最適化してくれるので、安物プリンタで不満だった(1)と(2)をすっ飛ばして、高品質な印刷をやってくれる代物に魅力を感じた。さらに、(こいつにはモニター用のカメラが付いており)外出先から印刷状態が確認できたり、リモートで印刷を開始/一時停止/中止する事も可能なのだ。
前のプリンタではwebカメラとかを設置して印刷中外出していたのだが、スパゲッティが出まくって悲惨な状態になっても、家に帰るまで停止できなかったのだ。(そのうち家に火をつけてしまいそうだと、何度思ったことか…)。

これいいなぁ〜欲しいなぁ〜と思っていたところに、期間限定セールで5万円引きになっていたため、即ポチってしまいました。

で、届いてから2週間が経ちますが、評判通りの品質にとても満足しております。AMSというフィラメントの自動供給システムもなかなか秀逸で、フィラメントの色や残量が自動で判別されるし、フィラメントを湿気から守ってくれるので、とてもよくできていると思います。これまで苦労していた較正と条件出しも必要が無くなって、プリセットのパラメータで勝手に綺麗に印刷してくれるので、モデリングに集中できてハッピーです。

3Dbenchy比較:緑がBambu Lab X1C/黒がGEEETECH E180で印刷したもの(どっちもPLA)
そもそも各々のプリンタの販売価格が違うので直接の比較はできないけど、印刷スピードとか印刷精度に技術の進歩を感じます。

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